春のおでかけ、ピクニックとは言わないまでも、小春日和が続けば、軽くお弁当をつくって、子どもと公園にでも出掛けたいな〜と思うのが、ママ心。
そんな時は、おにぎりやサンドイッチなど、サッと作れて、手軽につまめるものが良いですね。
本業で「話題のサンドイッチを調べてきてくれ」と頼まれまして、色々と調べた中で主婦的に、あ、これ食べてみたい。と思ったものをこちらでもシェアしていきたいと思います。
旬の恵みとサンドイッチに対する思いがたっぷりの、メルヘンさんのサンドイッチをご紹介。
サンドイッチ専門店、サンドイッチハウスメルヘン
サンドイッチといえば、パンを食べたいけど甘ったるいのじゃなくて、おかず要素の強いパンが食べたいなあ、と思った時に手に取ることが多い。
特段、今日は絶対サンドイッチじゃなきゃいけないの!っていう気分にはそうそうならないし、コーヒーショップでとりあえずコーヒーと一緒につまむもの、という位置付け。
私カオジロ的には、サンドイッチというもの「とりあえずつまむ」モノという位置付けでした。
まずはサンドイッチのトレンドを調べるために、「サンドイッチ」でググってみると、関連表示で「サンドイッチ メルヘン」と表示される。メルヘン??
もしや。。メルヘンちっくなアニヲタ系のサイトが出てくるのかな・・・と恐る恐る検索していると、画像検索の結果で表れたのは、美味しそうなサンドイッチ写真の数々。
おおっ!
かなり衝撃的。
どうやら、サンドイッチのメルヘンとは、サンドイッチ屋の老舗のようです。
サンドイッチで専門店を出してしまうほどの、こだわりよう。
ショーケースにサンドイッチだけがギッシリと並ぶその姿からも、専門店ならではの気概が感じられます。
でもなぜだか、メルヘンさんの公式サイトを見ても、サンドイッチの商品写真一覧が掲載されていないんですよね。
調べてみると、東京・八王子に本社があって、どうやら、口コミで広まったお店のようです。大手百貨店にも出店しているのでご存知の方も多いのでは。私は存じ上げなかった。。
しかも過去に、タニタ食堂とコラボメニューも出している。これはすごい。
メルヘンのサンドイッチってどんな味?
そんなメルヘンさん。口コミサイトには、
「ケーキよりも食べたい味!」だとか
「豊富が種類すぎて迷っちゃう」、「エキナカでの甘い誘惑」など書かれていて、年代を問わず親しまれている模様。
つまり、どんなものかというと・・・絵的には、こういう事になっております。
どーん!!
きゃ〜、これは、見るからに美味しそう〜〜。でしょう。
フルーツのボリュームと、生クリームのハンパない量が、見た目にも美味しく映ります。
たっぷりの生クリームとフルーツがサンドされたこのフルーツサンド。
旬のいちごがたっぷり。
これはもうサンドイッチではなくスイーツの域に達してます。皆さん納得の4位ですね。
出典:小田急百貨店「メルヘン」の人気ランキング
そうなんです。ケーキやスイーツと思って選んだつもりはなくて、自然と手が伸びて買ってしまったから、わたし悪くない。ランチ、これはランチです。
と、まあ、そう思って実際食べてみると、生クリームたっぷりなのに甘ったるくなく、パンも適度な厚みあり。いちごとキウイの甘酸っぱいのと全体が上手く調和してる。すごく素朴な味なんだけど、何個でも食べれちゃう。つまりは、おいしい!!って事。
ほかにも、妙にたべたくなるサンドイッチが沢山並んでいます。
店頭で見た時は買わなかったのだけれど、ある日突然この存在を思い出し、買いに走ったという伝説のサンドイッチがこれ。
生クリームとあんこのコラボっ!!
先週食べた、メルヘンのサンドイッチ(回し者じゃございませんっ)。
カロリー度外視してでも食べたい。幸せを感じる見た目って大事ですよね。
美味しそうな料理、作ってたっけ。。私。#サンドイッチ pic.twitter.com/w33Xcz2Oop— エコママン・主婦カオジロ (@eco_mamann) 2016, 1月 12
真冬の公園のベンチでいただきました。仕事の合間の、幸せなひととき。
サンドイッチハウス・メルヘンの企業理念がこれまたスゴい。
また、メルヘンさんのインタビュー記事では、
今が旬のあまおうや白い品種のいちごを使用したものが好評です。
年間を通して定番なのは、いちごとキウイの“フルーツスペシャル”。
私たちのサンドイッチは、
割烹料理のように、食べて季節を感じることを心がけています。年間で100種類、月では15〜20種類が店頭に並び、すべて店内厨房で作られていますよ
出典:クックパッドニュース
とあるように、割烹料理のように。和食料理のように。というのが企業理念です。
ただハムとチーズを挟めばいい、ってもんじゃない。
ソースがぎゅっと染み込んだ三元豚のロースカツサンドを頬張りながら、つまりはこういう事なんだなと考える。
食べて本当に美味しい!と思えるものを提供する。
それって当たり前の事なんだけど、サンドイッチってとりあえず具をはさめばカタチになってしまうし、はさむだけでそれなりに味がきまるから、深く味を追求することなく作れてしまうんですよね。
美味しいカツサンドを作るために、どの産地のどの豚でどんなソースでどのくらいの厚みで作れば、パンと相性良く風味豊かに提供できるか・・・。
シンプルな構成だからこそ、素材の良さを引き立たせることができる。食べながら、そんなことを気づかせてくれる。
それを「サンドイッチ」ひとつで「表現」しているなんて、いいなぁ。羨ましい。軽く嫉妬。
たかがサンドイッチ、されどサンドイッチ。
そこには、作り手ならではの、こだわりと思いが詰まっている。「割烹料理のように」の言葉にも集約されています。
しらべれば調べるほど、自分でもちゃんとサンドイッチを作ってみたくなったので、作ってしまいました。割烹料理のようなサンドイッチ!カオジロ版!
動画もあるよっ。
サンドイッチ食べたい!メルヘンの卵サンドがあまりにも美味しそうなので、自分で作ってみたよ!
手間ひまかけて、人の手でつくられるサンドイッチ。
百貨店販売でも「店内手作り」のサンドイッチを陳列するというメルヘンのこだわりが、イマドキさらにすごい。
こういう生クリームたっぷり系のサンドイッチ、なかなかコンビニやスーパーといった店頭ではお目にかかれません。
ヤマザキの、バナナをまるごと一本、生クリームとスポンジケーキで巻いてある生洋菓子は昔からよく見かけますが・・・
単純に、クリームをしっかりサンドして販売するということが、物理的に非常にむずかしいんだと思うんです。
これ、私のような料理ド素人が想像するに、実際、家庭で作ろうと思っても、うまくいかなさそうです。
カオジロが考える、フルーツサンドを作るにあたって予想される心配ごと
(↑おにぎらず作った時に崩れて何度か失敗した経験あり)
見た目簡単そうですが、何度か作って、作って作って、何度も試作してコツを掴んで、ようやっと人前に出せる代物です。
店頭に出すには、不安定要素の強いこの食べ物。やわらかくて、水分が出やすくて。
生クリームと、イチゴと、パンですからね。ぜったい美味しい黄金比率を見える化してサンドしている訳ですから。。
これは美味しそうに見えないわけがない。日本人なら絶対好きな味。
でも、これは絶対美味しいという確信があったからこそ。その想いを胸にサンドイッチを極めた結果、30年以上も愛され続け今に繋がっている。
だから、メルヘンさん、すごいと思う。
その信念を貫き、試作を重ねて提供する。もはやここまでくれば、職人の境地。
ちょっとやそっと真似して出来るものではありません。。
少しでも崩れてしまえばクレームの素・・・だからスーパーやコンビニでは置かない。。
食の合理主義や食品の流通、安全性に疑問符を打つ消費者が増えている今の時代、本当に安心できるもの、作り手の多いを感じる食べ物を探し求める人は増えていると感じます。
家庭で親しまれる味を、店頭で出せる形にして、多くの人に届けたい。
こういうサンドイッチ、ありそうでなかったよね!っていうところを上手くついてきている。
長く愛され続ける理由は、その企業理念が今の時代にもヒットしているから
メルヘンの社長さんの企業理念を拝見していると、今の時代にもズンと響くものが感じられます。
拡大よりも本物志向で質の良い企業を目指すと共に、
これからもメルヘンの名前のとおり、皆様に驚きと感動を与える、
夢のあるサンドイッチ作りを目指してまいります。
出典:株式会社メルヘンの企業理念
旬の素材を使って、美味しいものを食べて喜んでもらいたい。
私たちが忘れてしまいそうな、食の本質の部分。
普段作っているゴハンも、もう一度よく立ち止まって、
家族のことを考えて作ってあげたい。
そう思える、キッカケになりました。
時間内に作らなきゃ!栄養摂らせなきゃ!じゃなくて、
本当に美味しく作って、美味しいと心から喜んでもらう、ということ。
早く食べなさい、早くしなさい・・・
いつも、せかされている子供たち。
早く!急ぎなさい!を日々唱えすぎて、口癖のようになっている、私たち主婦。
まとめ
美味しいものは、自分の手で生み出せるという事。
いつでも、簡単、便利という言葉に踊らされてたくさんのものを失っている気がする。
そして、たくさんそういったモノたちを選んできてしまった。
たしかに。
時間は短縮された。
それが当たり前になってしまった。そのコトバを聞かされすぎて飽きて疲弊してきた私たち主婦は、
もうそのコトバに喜びを感じなくなってしまった。
「とりあえずのもの」で済ましていないか。
とりあえずのもので身近な社会が溢れかえっているから、その中から仕方なく選び取るしか無い、ということ。
時間と体力がなければ、より身近なものから選び取ることしかできず、より選択肢が狭まる。
美味しい!と心から思うものを自ら選びとり、食べて、美味しいかったらぜひ自分でも作りたいな!家族にも作ってあげたいな!という地に足のついた食の循環を芽生えさせ、育てていく。
心も育つ。それを子どもたちにも伝えていく。
サンドイッチの概念が
「とりあえずのサンドイッチ」から、
「絶対に一度は食べてみたいサンドイッチ」に
昇華したのをキッカケに、
これからは、理念や作り手の思いを感じられるモノたちが受け入れられ、そういうものが残っていく時代になるのだと、今まで心に留めていたその思いを、一層強くさせたのでした。
以上、カオジロでした。
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